こちらのブログでは、たった一人で始めた事業を認定NPOにし、企業や横浜市、神奈川県、内閣府からも表彰されて20年目を迎えた認定NPO法人あっとほーむ代表・小栗ショウコから起業のコツをご紹介します。
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こんにちは、小栗ショウコです。
太陽が気持ちよい日曜日、子どもに関わる事業がしたい人向けのあっとほーむカレッジ11期・応用クラスを開催しました。
1ヶ月前に基礎クラスを終えた人と1週間前に終えた人が合流して、事業としてどう成り立たせていくかという、あっとほーむの事例を元にお話しました。そんな11期生に、1期生でKADOYAおうち保育園Ⓡを開業した岩崎さんが先輩アドバイスをしてくれて勇気をもらいました。
さて、これから自分で何かしたい!と考える人には、「やっていけるのか心配」という不安がつきもの。
それには2つの意味があって、前回はお金の不安について書きました。
今回はもうひとつ。
自分への不安について書きますね。
自分への不安って、自分には出来ないんじゃないか?という不安ですよね。
そうですね~、どうすれば出来るかと言えば答えは簡単。
出来るまでやるんです。
え~!そんなこと?
そうですよ。だってね、あなたが親や保育士ならば、
子どもが「自分にはムリ!」「そんなこと出来ない!」って言われたらどう答えますか?
あなたなら出来る!
大丈夫だよ。
出来るまで頑張ろう!
と励ましますよね。
それって、途中で諦めたら出来ないけど、出来るまでやれば出来るってことを言ってます。
例えば自転車だって、最初はみんな乗れません。
途中で諦めたら乗れないけど、うまくいかなくても何度も何度も練習すれば乗れるようになります。その時必要なのは、すでに自転車に乗れる人(お父さんお母さんのことが多いでしょう)が、ほんのちょっと教えて支えてあげればいいだけです。
事業もね、それと同じなんです。
いつか自分で何かやりたいな~と思っているなら、すでにやっている人に出来るまで教えて支えてもらえば出来るんです。でも、大人になると人に何かを教えてもらうことに抵抗を感じてしまい、何でも自分でやろうとしちゃう。そうするとうまく出来ないし、転んで怪我するし、間違った方法でやりつづけるとうまく出来ないことは自転車の例を考えても容易に想像できますよね。
すでに自転車に乗れる人(お父さんお母さん)のサポートで乗れるようになったら、子どもはその後どんどん自分で乗っちゃいます。風を切るのが気持ちよくてついついスピードを出しすぎて大怪我してしまったり、周りを良く見ず事故にあうかもしれませんね。事業も同じ。自分で出来ると思うとついつい過信して大失敗を起こすときもあります。そういう時は病院で手当してもらうように、専門家にテコ入れしてもらいましょう。また、怪我や事故のないようにするには、最低限の自転車ルールやマナーを学んで実践することも必要ですよね。事業にもルールやマナーがありますので、それを学んで実践すれば、失敗を最小限に抑えることができます。
ポイントは、すでにやっている人から教えてもらうことです。
何もオリンピック金メダリストに教えてもらわなくてもいいんです。お父さんお母さんが自転車を教えてくれたように、自分の身近な人、似たような価値観を持った人、あんな風になりたいな、なれるかもという手の届く人に教えてもらいましょう。そして出来るようになったらまた違う先生に教えてもらう。そんな風に自分がこれ!と思ったことをやり続けるのが事業です。
子どもの自転車とは違って私たちは大人だから、自分で教えてくれる人を探して、自分から教えて欲しいと申し込みをして、自分でどこまで教えてほしいか決めないといけません。そして、自分の設定した目標までやり抜くです。根性論ではなく、GRITやり抜く力という本でも、出来るまでやり抜く力が成功を決めると書かれているほどです。
私も最初から経営のことわかっていたわけではありません。
前のブログで書いたように起業前に勉強したし、起業してからもいろんな資格を取ったり勉強したり、今も月に数冊は本を買って読んでいます。それはね、自分でやりたいと思ったことを、もっともっと良いものにするために、これから何をすればいいだろうと考えていて、そのためのヒントを探し続けているのです。あっとほーむを利用している働く女性のために、あっとほーむに来る子どもたちのために、応援してくれる皆さんのために、そして自分のために、時間とお金をかけて学び続けています。それが自己投資と言われるものであり、自分には出来ないんじゃないかという不安を出来るかもしれないという希望へと変えてくれるのです。
起業前のやっていけるのか?という不安を解消するには、学び続けるしかありません。
起業前に、そして起業後にも一番お金をかけるのは、こういう自己投資です。
世の中には、あなたがやりたいと思っていることをやってる人はたくさんいます。
あとはそれをヒントに自分らしい事業を構築して出来るまでやり抜くだけ!
さぁ、自分がこれだ!と思ったこと、この人から学びたい!と思った人に教えてもらいましょう!!
子どもに「やれば出来るよ」って言うなら、私たちもやりましょう。出来るまで!