お迎え付き夜間保育・学童保育の認定NPO法人あっとほーむ≪横浜市都筑区・港北ニュータウン≫

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あっとほーむの日々の様子

あっとほーむのパソコン教室 3

2021年4月27日

あっとほーむでパソコン教室を担当している小栗宏之(おぐり ひろし)です。

 

5年ほど前から不定期で教室を開催していましたが、昨年2020年1月より毎週定期的に
パソコン教室開催するようになり、早いもので1年が過ぎました。

最初から今日まで試行錯誤の繰り返しなのですが、子ども達のレベルアップが目に見えて
分かるようになってきたこともあり、これから少しずつですが、活動内容をお伝えしていきたいと思います。

1回目2回目に続き、今回は第3回目のお話しです。

 

前回、「プログラミング的思考」について少し触れました。
あっとほーむのパソコン教室では、この「プログラミング的思考」についても学ぶことができます。

 

前回、「プログラミング的思考」の説明として、このプログラミング的思考に至るまでの「目的を達成する手段や手順を考えることがアルゴリズムです」と書きました。
例えば、カーナビで目的地を検索する時、最適なルートが最初に選ばれますが、その他の候補となるルートも幾つか選べるようになっています。つまり、目的を達成するアルゴリムは、答えが1つとは限りません。
カーナビの場合、その幾つもの候補の中から最適なルートを最初に自動的に判断してくれます。(プログラミング的思考)

 

このアルゴリズムと「プログラミング的思考」について、あっとほーむでのパソコン教室での事例を紹介します。

 

先日、小学生の中級レベルの子ども達にマインクラフトのプログラミングで習った命令や処理を使って
3段ピラミッドを作成するように課題を出した時のお話しです。この課題、これまで習ったことの理解度の確認と復習の意味で行っています。

 

 

まず、「いきなり作り始めるのではなく、どのようにロボットをマイクラ内で動かして3段ピラミッドを作るのか、頭の中でシュミレーションしてください」とお話ししました。

 

プログラム作成の条件としては、「習った命令や機能(繰り返し、条件分岐)を可能な限り使うこと」です。
そして、「出来る限りコンパクトなプログラムを作るように」とお話ししました。

 

このような課題は、いつも同じ言い方をして条件も同じように伝えますが、結果、出来上がったプログラムは、どの子も異なるアルゴリズムを考えてプログラミングをしていることが分かります。

 

アルゴリズムを考えるだけなら、期待した結果が得られるならば、どのようなプログラムでもOKという判断をしてしまいそうです。しかし、今回の出題の意図としては、習った命令で使えるものは全て駆使して、参考に見せたピラミッドと同じものが作れることを期待します。正解に辿り着くまでに幾つもの方法があるのは承知の上で、出題する側は、プログラミング的思考を求めるので答えは、1つしかありません。

 

しかし、子ども達の中には、「必要な命令や機能をきちんと理解した上で、プログラムをよりコンパクトに作成するために、不要な命令は、あえて使わない」という考え方をして実際によりコンパクトなプログラムを完成させる子もいます。

 

出題された条件通りの方法ではないとしても、子どもにとっては、「よりコンパクトなプログラムが出来た!」という達成感で大喜びしています。

 

もちろん、それは褒めて合格のOKを出しました。

 

あっとほーむのパソコン教室は、このような枠組みに収まらないアルゴリズムを考える機会を大事にしたいと考えています。

 

つづく

 

今日も一日がんばったね♪

2021年4月21日

こんにちは。

お迎え付き夜間保育&横浜市都筑区承認学童保育の認定NPO法人あっとほーむの川田です。

 

 

今日は初夏のような陽気でしたね!

この暑さを感じると、いよいよGWがやってくるな~と思います♪

 

さて、そんな暑い日は、ちょっぴりお疲れの子もいます。

いつもは手洗いうがいをして熱をはかったらすぐに勉強できる子も、だら~んとしたり先におにぎりを食べたりして自分のペースでがんばります(^^)

 

 

 

 

 

 

こちら4年生Yちゃんは、テラスに机を出して勉強しています。

宿題が少なくてすぐ遊べる低学年の子がわいわいしている部屋ではなかなか集中できない!という子は、テラスや小部屋でがんばります!!

 

Yちゃん、低学年の頃は宿題がなかなか終わらなくて泣いちゃうこともあったのに、いつの間に習い事の宿題まで自分から取り組めるようになりました(^^)

 

 

 

 

 

 

2歳からきているYちゃんはもうすっかり頼れるお姉さんで、1年生とお人形ごっこ遊びをしてくれたり、2年生Yちゃんにパソコンを教えてくれたりとお世話上手です♪

 

夕方の時間までは年下の子たちのお世話をしてくれるYちゃんのような上級生の子たちには、少人数になる夜の時間は特別で、

スタッフとのおしゃべりがとまらない子、スタッフをひとりじめして一対一で遊ぶ子などなどリラックスして過ごせる時間です。

 

 

 

夕食に大好きななめこの味噌汁を作ってもらってご満悦のYちゃん(^^)

 

 

 

学年が上がると大変なことも増えてがんばることも当たり前になりますが、あっとほーむでは肩の力を抜いてわがままを言ってみたり大人に甘えてみたり、自分をさらけ出せる場所となるように日々心掛けています。

 

明日もあっとほーむのみんなと一緒にがんばろうね♪

 

 

 


 

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あっとほーむのパソコン教室 2

2021年4月18日

あっとほーむでパソコン教室を担当している小栗宏之(おぐり ひろし)です。

 

5年ほど前から不定期で教室を開催していましたが、昨年2020年1月より毎週定期的に
パソコン教室開催するようになり、早いもので1年が過ぎました。

最初から今日まで試行錯誤の繰り返しなのですが、子ども達のレベルアップが目に見えて
分かるようになってきたこともあり、これから少しずつですが、活動内容をお伝えしていきたいと思います。

1回目に続き、今回は第2回目の内容です。

 

 

前回は、あっとほーむオリジナルのアルゴリズム教育「アルゴリズムコーチング®」について触れましたので、今回はそこをもう少し解説します。

 

アルゴリズム教育を考える上で、似て非なる言葉として「プログラミング的思考」があります。

今、学校教育にも取り組まれていますね。

このプログラミング的思考に至るまでに、目的を達成する手段や手順を考えることがアルゴリズムです。

要するに、手段や手順を考え(アルゴリズム)、最適な一つの方法を選ぶ(プログラミング的思考)、組み立てる(プログラミング)という順番です。

 

 

アルゴリズム:目的を達成するためにたくさんの手段や手順を考える。

プログラミング的思考:最も良いものを選ぶ

プログラミング:組み立てる

 

 

組み立てる能力や、選ぶ能力の前に、そもそも目的を達成するためにいくつものパターンを考える能力が必要であることは一目瞭然です。

 

例えば、何事もうまくいかないと諦めてしまう、途中で投げ出してしまうという子どもに、最後までやりぬく力を身に付けてほしいと思いますよね。でも実際は、それぞれの親がこれが一番やりやすい又は効率が良いと思っている方法を教えて、その通りにやるようについつい口出してしまうことが多いのではないでしょうか?なので子どもは親に教えられた方法に近いものを選んで行動します。プログラミング的思考です。でも、社会はこれからどんどん変わり、親世代が考え付かないような方法がもっと適した方法になるかもしれません。だからこそ、自分なりにいろんな方法を考えて、親が想定できなかった方法で最後までやりぬく力が身に付いたらいいと思いませんか?

それがアルゴリズムです。

 

また、職場で例えると、与えられた仕事を手順通りに進める能力(プログラミング)は最低限必要で、企業の理念や顧客ニーズ、社会に合った新しい企画を考えて実現するまで行動出来る能力がある人材だったらいいですよね。(これがアルゴリズム)

 

 

このような考えから、あっとほーむではアルゴリズム教育に力を入れることにしました。

 

 

あっとほーむのパソコン教室でアルゴリズム教育を考えるきっかけとなったエピソードがあります。

2名の男子向けにマインクラフトのワールド内でアスレチックを作るブロック・プログラミングを教えていた時のことです。

この男子達、勉強をよく頑張っていて、成績も優秀です。

※写真は本文とは関係ない子どもたちです

 

 

教室では、参考本を見ながらパソコンに向かってプログラミングしていて、A君は順調に素早く完成して余裕の表情でした。

一方、B君は、参考本を頻りに見直しながら「あれ?あれ?」と言いながら苦戦しており、ブロックを置き間違えたり、入力する数値を間違えたりとなかなか完成しません。

 

それでもようやくB君が完成したところで、僕から次の課題を出しました。

それは、完成したプログラムをカスタマイズ(改造)して新しいアスレチックを作るというものです。

 

完成した状態の画像だけ見せて、「現在のプログラムを書き換えて、このように完成してください」とだけ指示しました。

すると今度は、B君が黙々と考え始めたかと思ったら、プログラムを書き換え始めました。
書き換えているプログラムを見てみると試行錯誤しながらも早い段階から正解に近づいています。
そして、あまり時間を掛けずに完成させてしまいました。

一方、先ほどまで余裕の表情で鼻歌まで歌っていたA君が、「どうしたら良いのか全然分からない!」と頭を抱えています。

この2人、パソコン教室の参加を毎週、半年ほど続けていた時期でしたので、パソコンの扱いは全く問題ありません。
マインクラフトもパソコン教室以外にパソコンが使える時間にやっていたので操作は全く問題ありません。
プログラミングもブロックを前後上下左右に置いたりする命令もよく分かっていたので全く問題ありません。
何が違うのでしょうか?

それは目的までの行動を映像で想像するチカラ、すなわち状況に応じて瞬発的に「場面想像力」を発揮できるという特徴です。

「場面想像力」を発揮できる子は、プログラミングの課題を出した時に、まず、マインクラフトの画面を見ながら、シュミレーションするところから思考が始まります。
そして、頭の中のシュミレーションで完成まで辿り着けたら、あとは、パソコンでプログラムの命令をその通りに並べるだけです。
途中で修正を入れる場面もありますが、完成に辿り着くまでにめちゃめちゃ短時間で、しかも正解なプログラムを作ります。

 

これらパソコン教室の事例に加え、放課後児童支援員として子どもたちと接してきて感じるのは、課題に対して自分で考えたり解決するための道筋を決めるチカラは、学校や塾の教育だけでは賄えないものがあるのだということです。

学校教育は、国語であれ算数であれ、正しい一つの答えにたどり着く力(プログラミング的思考)を身につける場で、

日常生活や人生の中で直面する”答えは一つではない”課題に対して、どのように自分らしい答えを見つけるのか、それを諦めずにやり抜く力を身に付ける教育(アルゴリズム)が、学校以外で子どもたちと長時間過ごす僕たちの役割だと考えています。

 

 

結局、A君は、その後、どうなったかというと、B君に解決のヒントを出してもらい、無事に完成までたどり着きました。また、別のプログラミングでは、A君独自の方法を考えることが出来ました。これはまた次の回に書きます。

今回はアルゴリズムとプログラミング的思考、プログラミングの事を解説しました。

 

つづく

目指せ、年間優勝!!!

2021年4月13日

こんにちは。

お迎え付き夜間保育&横浜市都筑区承認学童保育の認定NPO法人あっとほーむの川田です。

 

 

今日は雨が降ったりやんだりの一日でしたが、そんな日でもあっとほーむの子どもたちは元気いっぱいに帰ってきました(^^)

 

帰ってきたら宿題をして、おやつを食べて、遊びの時間です。

こちらは今月の年間イベント「神経衰弱大会」をやっている子どもたち♪

 

 

 

 

 

 

1年生はイベント初参加ですが、上級生に負けじと挑んでいます(^^)

 

毎月コンテストや大会などのイベントに参加すると1ポイント、準優勝は3ポイント、優勝は5ポイントもらえ、

一年を通して合計ポイントが上位10名の子たちが表彰されるので、上位入賞目指してがんばっています!!

 

 

 

 

 

 

こちらは昨年度、メダルを授与された上位3名までの子たちです(^^)

 

 

 

 

 

 

昨年度年間ポイント優勝者は、6年生Kちゃんでした♪

なんとKちゃん、一昨年に続き2年連続優勝です!!コツコツ努力した結果であることをみんなが知っています(^^)おめでとう!

 

 

 

 

 

 

負けたのが悔しくって泣いてしまう子、落ち込んでいる子に「次またがんばろう!」と声を掛けてくれる子、どうしても勝ちたくってたくさん練習をした子、みんなそれぞれイベントを通して一年間成長を重ねていきました。

 

今年度もたくさんの経験を積んで、がんばる子どもたちの姿を見るのが楽しみです♪

 

 

 


 

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あっとほーむのパソコン教室

2021年4月11日

あっとほーむでパソコン教室を担当している小栗宏之(おぐり ひろし)です。

 

5年ほど前から不定期で教室を開催していましたが、昨年2020年1月より毎週定期的に
パソコン教室開催するようになり、早いもので1年が過ぎました。

最初から今日まで試行錯誤の繰り返しなのですが、子ども達のレベルアップが目に見えて
分かるようになってきたこともあり、これから少しずつですが、活動内容をお伝えしていきたいと思います。

 

 

あっとほーむのパソコン教室は、子どもの好みやレベルに合わせて柔軟に内容を変えています。
毎週、定期的にパソコン教室を開くようになってから、パソコンの操作に慣れてきた上級生が
下級生のパソコン教室に積極的に参加して、教える役を買って出て優しく教えてくれる場面も増えてきました。
最初は緊張気味だったりパソコンに不慣れな下級生もニコニコで楽しそうにパソコンを操作しています。

そして、レベルに関係なく重要視して行っているのは、

1つ目として、タイピングを練習する際、両手で正しい指の使い方をすること。
最近は、WEBアプリでも優秀なタイピングアプリがありますので、試行錯誤しながら飽きずに毎日取り組めるものを選んでいます。

高学年の女子の中には、毎日タイピング練習をした結果、当然のようにブラインドタッチで高速タイピングできるようになった子もいます。
現在、上級生向けに使用しているWEBアプリは、e-typingさんの「腕試しレベルチェック」です。
https://www.e-typing.ne.jp/roma/check/

毎週火曜日に打ち込む文字列のデータが変わるので毎日でも飽きずにできますし、
スコアも出るので、子ども達は、一喜一憂しながら取り組んでいます。
このWEBアプリ、もっともスコアの高い子で300点を越えています。

 

重要視している2つ目は、あっとほーむオリジナルの教育方法「アルゴリズムコーチング®」です。
詳しくは、次回以降の当ブログでご紹介しますが、アルゴリズムとは、「問題の解決や目標を達成するまでの手順を考える」こと。これをフローチャートを使って見える化したりします。

 

学校の勉強は得意だったり、学習塾に熱心に通っている子でも、いざ自ら問題を解決しなければならない場面になると、何をどのように考えれば良いのか分からなくなり、まさに「フリーズ状態」になる子もいます。

今までのアルゴリズム教育は、なかなかドリル的なものでは習得できなかったり長続きしなかったりするので、
あっとほーむでは、先生役の大人がコーチングスキルを使って、子ども達がアルゴリムの考え方をスムーズに習得し、自ら問題解決できる子、自分で考えて行動できる子に育つよう寄り添いながら繰り返しトレーニングを行っています。

また、子ども達があっとほーむで過ごしているパソコン教室以外の時間も外遊び等でトラブルが少なくなるようアルゴリズムを用いてコミュニケーションを取るようにするなど活用しています。このような論理的思考を習得するために小学生の低学年の時期からアルゴリズム教育を学び始めることをお勧めしています。

 

このようなアルゴリズムの教育方法をあっとほーむオリジナルで「アルゴリズムコーチング®」と呼んでいます。
この「アルゴリズムコーチング®」教育で使うツールは、小学生向けのプログラミングの教材であったり、
辞書の使い方をフローチャートにしたり、トランプを使ってアルゴリズムゲームを行うこともあります。

 

つづく