ずるいんじゃないよ、いいなーだよ
2021年6月10日
こんにちは、小栗ショウコです。
日々子どもたちと接していて良く聞く言葉に
「ずるい」という言葉があります。
例えば昨日、小学2年生と4歳の保育園児と私ではらぺこあおむしメモリーゲーム(神経衰弱のようなもの)をしました。
4才さんもがんばっていたけど、2年生のほうがたくさんとる様子を見て、「ずるい」と言ったんです。
でもこれ、ずるいことをしているわけじゃないので、「”ずるい”んじゃなくて”いいなー”だよ」と伝えたら、「いいなー」って言い直していました。
2年生も「そうだよ、ずるしてないからね」と笑顔。
(この二人、きょうだいです)
別の場面では、小学1年生の男子たち。
下校時に、たんぽぽの綿毛や楽しそうな葉っぱを見つけては我先にと取るのですが、瞬発力のある子のほうがたくさん取れます。そうすると、なかなか取れない子は「ずるい~」って言っちゃうんです。
でもこれもずるいんじゃないんです。
いいなーです。
(同学年の男子同士なので、自分がたくさん取ってるからって、取れない子に”はいどうぞ”とあげる行為をしないだけです)
下校に付き添って1週間後、
あっとほーむで他の子が「ずるいー」と言ってたら、「ずるいんじゃないよ、いいなーだよ」と先の1年生男子が言っていました。
言われた子は、あ、そうかという表情。
「いいなー」って言い直していました。
うらやましい気持ち、悔しい気持ちを
“ずるい”と表現してしまうのはよくあります。
でも、アンガーマネジメントを学んだとき、語彙が少ないと怒りに繋がるって教えてもらいました。(私、アンガーマネジメントのキッズコーチ講座受講済みです)
確かに「ずるいー」って言葉を使うことで、相手に対しての怒りが湧きますもんね。
自分の感情を正しく表現できる語彙力は大切です。どんな言葉を使う人の中で過ごすのかで、子どもの感情、価値観が変わるので、私たちスタッフは日々考えて子どもたちと接しています。
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認定NPO法人あっとほーむ代表理事
小栗ショウコ
1998年からお迎え付き夜間保育を開始、その後NPO法人格を取得し横浜市承認学童保育も併設。
一軒屋で少人数の保育を行う事で、実家のような安心できる居場所作りにこだわっている。
2008年からは事業のスキルとノウハウを伝えるあっとほーむカレッジを開設。
長年培ってきた事業スキルとノウハウを惜しみなく提供し、卒業生は全国で夜間保育や学童保育、地域の居場所や親子カフェなど自分らしい事業を立ち上げている。
また、行政からの委託で異業種のメンターも引き受け、シェアリングエコノミー事業者や研修事業者等へのアドバイスも実施。
神奈川県子ども子育て支援奨励賞、
横浜市男女共同参画推進賞、
内閣府特命担当大臣賞、
浜銀総研ビジネスウーマンアワード初代大賞受賞。
TVや新聞、雑誌の取材多数。
共著「誰も教えてくれたなかったほんとうは楽しい仕事&子育て両立ガイド」を出版。
日経DUALでも定期的にアドバイザーとして掲載され、行政や企業、大学での登壇実績も多く、多くの受講生から好評を得ている。
コーチングやアサーション、NLPなどのコミュニケーショントレーニング、ISD個性心理学を学び、
働く女性、働きたい女性に自分らしい生きかた・働き方をアドバイスしている。
横浜市都筑区主催の小1の壁セミナー講師他、企業や団体に対して仕事と子育て両立セミナー講師、
思春期セミナー講師、高校や大学での講義を受託している。
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