どう思う?と問いかける
2022年10月13日
こんにちは、小栗ショウコです。
あっとほーむでは子どもたちが日々喜怒哀楽の経験を繰り返しています。
みんなでゲラゲラ笑っている時もあれば、誰かが怒ったり泣いたりするときもあります。
昨日は1年生Yくんが泣いていました。
一緒に遊びたいMくんが遊んでくれない。「もう遊ばない!」って言われたのがショックだったようです。
さてそんな時、大人としてはいろんな方法で接すると思います。
何があったか問いただしてジャッジする方法もあれば、
お互い様だよねって言う事もあれば、
もしかしてほおっておく事も方法の1つかもしれません。
こんな時、あっとほーむでは自分の気持ちと相手の気持ちを感じるように質問します。
どうしたの?何があったの?と聞けばたいていの子は
自分は何もしてないのに相手に何かされたというし、
そういわれた子は、だって相手がこうして来たんだもん!と言います。
まずはそこを聞いた上で質問します。
相手はどう思ってると思う?(相手の気持ちを想像する力)
今相手を見てあなたはどう思う?って。(自分の気持ちを感じる力)
その上で、じゃあどうするのが良かった?次からはどうする?
と、とことん質問します。
でもね、まだまだ人生そんなに長く生きてない子どもにとっては、
自分の気持ちを言葉で表すことも、相手の気持ちを想像することも、
どうするのが良かったのかも次はどうすれば良かったのかも選択肢が少ない。
一番長くいる親の影響を受けて育つし、親である大人も自分の価値観に固執して視野が狭くなりがちです。
そんな時、あっとほーむではみんなの力を借りて選択肢を増やしていきます。
その名も「みんなで考えようこんな時どうする問題」です。
これまでも「学校に行きたいくない時どうする?」とか「お弁当ひっくり返しちゃった時どうする?」など、
その時の出来事をみんなで話し合って「私だったらこうする」という意見を出してもらいました。
そうすると、そんな考えがあるのか!そんな風にすればいいのか!というヒントをもらえます。
その中から自分に合うものを見つけたり、次はあの子が言ってたようにやってみよう!と考えられるようになります。
これが視野を広げるということです。
学校はIQを高めるところ、放課後の居場所はEQを高めるところ。
こころの知能指数と言われるEQを育てるには、人との交流が必要で、そこで何を感じてどうするのがいいのかトライアンドエラーを繰り返すしかありません。
さて昨日泣いてしまったYくん、泣かせてしまったMくんは、帰る時にお互いに声を掛け合っていました。
何もなかったようにするのではなく、自分と相手の気持ちを感じて次どうするか考える機会として今日もまたフォローしたいと思います。
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認定NPO法人あっとほーむ代表理事
小栗ショウコ
1998年からお迎え付き夜間保育を開始、その後NPO法人格を取得し横浜市承認学童保育も併設。
一軒屋で少人数の保育を行う事で、実家のような安心できる居場所作りにこだわっている。
2008年からは事業のスキルとノウハウを伝えるあっとほーむカレッジを開設。
長年培ってきた事業スキルとノウハウを惜しみなく提供し、卒業生は全国で夜間保育や学童保育、地域の居場所や親子カフェなど自分らしい事業を立ち上げている。
また、行政からの委託で異業種のメンターも引き受け、シェアリングエコノミー事業者や研修事業者等へのアドバイスも実施。
神奈川県子ども子育て支援奨励賞、
横浜市男女共同参画推進賞、
内閣府特命担当大臣賞、
浜銀総研ビジネスウーマンアワード初代大賞受賞。
TVや新聞、雑誌の取材多数。
共著「誰も教えてくれなかったほんとうは楽しい仕事&子育て両立ガイド」を出版。
日経DUALでも定期的にアドバイザーとして掲載され、行政や企業、大学での登壇実績も多く、多くの受講生から好評を得ている。
コーチングやアサーション、NLPなどのコミュニケーショントレーニング、ISD個性心理学を学び、
働く女性、働きたい女性に自分らしい生きかた・働き方をアドバイスしている。
横浜市都筑区主催の小1の壁セミナー講師他、企業や団体に対して仕事と子育て両立セミナー講師、
思春期セミナー講師、高校や大学での講義を受託している。
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