「子ども」じゃないんだよ
2022年11月20日
こんにちは、小栗ショウコです。
日曜日に5時間しゃべりつづけた18才女子大生に続き、火曜日は17才女子高生、金曜日には別の17才女子高生が来てくれました。
それぞれ来る目的は違うんだけど、学校の事、勉強の事、進路の事、取り組んでいる事など、深く深く考えている様子がうかがえます。頑張ってるね、すごいねって言ってくれる大人がいる事、実はこんな事があってさ、こんな風に思ってるんだよねって本音を出せる場であることはみんな共通していると感じます。
何百人と卒業した中で、その関係性は様々です。
彼女たちのように一人で来てしゃべっていく子もいれば、そんなにしゃべらないけど顔を出す子、お母さんと一緒に来る子、誰かがいたら来る子、LINEで繋がっている子等、今その子が求めているちょうどよい距離感で繋がっています。
会話の中で、小栗さんは小さい子に好かれるよねって話から、子どもたちに対する考えに話が発展したのですが、私自身は「子どもが好き」ではないんですよね。「人が好き」なんです。だから「子どものAちゃん」ではなく、「Aちゃんの子どもの頃」「Aちゃんの18才の今」とか思ってます。便宜上「こども」と表現はしますが、どんなに小さくても尊重すべき人であり、日々いろんな経験をして成長していく様子を見守り、お互い本音でつながりを持てるのは本当にありがたいことだと思っています。
私はすべての人を好きでいられるほどの度量はないので、あくまでもあっとほーむに来てくれる子に限られますが、今どんな状態であってもその子の人生のほんの一瞬を見ているだけです。反発されたときだってあるし、拒否られたときだってあるし、それでもお付き合いが続く子は続く。縁が切れる子は切れる。これは年齢関係なく人間関係なんですよね。
大人はみんなわかってくれない！と言う子は、子どもと大人という関係性しか知らないし、そう思い込んでいる。
子どもはみんなわかってない！と言う大人は、子どもと大人という別の生き物であると思ってる。
でもね、みんな個性のある大切な「人」なんです。生きてる年数が違うだけ。経験が違うだけです。
大人と子どもという枠ではない関係性を築いてきからこそ、こうして大きくなっても来てくれる子がいるんだろうなーと思った一週間でした。
ちなみに、今あっとほーむ大学生アルバイトは全員卒業生だし、新規事業会議メンバーにも卒業生がいます。もちろん「子ども」ではなくメンバーとして他のメンバーと同列です。
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認定NPO法人あっとほーむ代表理事
小栗ショウコ
1998年からお迎え付き夜間保育を開始、その後ＮＰＯ法人格を取得し横浜市承認学童保育も併設。
一軒屋で少人数の保育を行う事で、実家のような安心できる居場所作りにこだわっている。
2008年からは事業のスキルとノウハウを伝えるあっとほーむカレッジを開設。
長年培ってきた事業スキルとノウハウを惜しみなく提供し、卒業生は全国で夜間保育や学童保育、地域の居場所や親子カフェなど自分らしい事業を立ち上げている。
また、行政からの委託で異業種のメンターも引き受け、シェアリングエコノミー事業者や研修事業者等へのアドバイスも実施。
神奈川県子ども子育て支援奨励賞、
横浜市男女共同参画推進賞、
内閣府特命担当大臣賞、
浜銀総研ビジネスウーマンアワード初代大賞受賞。
ＴＶや新聞、雑誌の取材多数。
共著「誰も教えてくれなかったほんとうは楽しい仕事＆子育て両立ガイド」を出版。
日経ＤＵＡＬでも定期的にアドバイザーとして掲載され、行政や企業、大学での登壇実績も多く、多くの受講生から好評を得ている。
コーチングやアサーション、ＮＬＰなどのコミュニケーショントレーニング、ＩＳＤ個性心理学を学び、
働く女性、働きたい女性に自分らしい生きかた・働き方をアドバイスしている。
横浜市都筑区主催の小1の壁セミナー講師他、企業や団体に対して仕事と子育て両立セミナー講師、
思春期セミナー講師、高校や大学での講義を受託している。
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