お迎え付き夜間保育・学童保育の認定NPO法人あっとほーむ≪横浜市都筑区・港北ニュータウン≫

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あっとほーむの日々の様子

災害の時こそ、大切なこと

2022年12月26日

こんにちは、お迎え付き夜間保育&

横浜市都筑区承認学童保育の

認定NPO法人あっとほーむの川田です。

 

 

防災ナイトとは、

夜に電気、ガス、水道がすべて止まってしまった想定で

過ごす訓練で、隔月で実施しています。

 

そんな防災ナイトの前に、夕方の子どもミーティング後、

みんなで冬の防災について学びます!!

 

 

27年前の冬に関西の方で発生した大きな地震と、

火災が起きたことを知ってる?

 

被害が一番大きくなる季節と言われているのが

冬なのはどうして?などの話をしながら

冬の防災対策についてみんなで確認しました。

 

毎年確認しているので、

子どもたちは火災と寒さの対策の重要性や

備えないことの危険性をよくわかっています。

 

 

そんな真剣な話を終え、お待ちかねの防災ナイト♪

いつもアルファ米を食べていますが、

(子どもたちが「おいしい!」とオススメのアルファ米)

今回はカセットコンロを出して鍋でお米を炊きました。

 

 

 

 

 

 

いつもはお水をたくさん使ってお米を研ぐけれど、

災害時にお水は大切に使わなければならないので

少量でお米を研ぐ方法を小栗さんから教わりながら

「おみずつめた~い!」と準備をする子どもたち。

 

 

 

 

 

 

非常食は子どもたちとスタッフたちも食べ、

美味しいと評判だったものをストックしていますが、

今回はお店で新商品が出ていたので

お試しで一つだけ買ったパンがありました。

 

そのパンに気づいた5年生Yちゃん。

「おいしそう!食べてみたい!」と言った後、

「ほかに食べたい人いる?」と

他の子たちに声を掛けていました。

 

みんな「たべてみたい!」とのことで、

全員が食べられるように切り分けました。

そして、スタッフたちにも「食べてね!」と

お皿に乗せて渡してくれました。

 

この、他人を気遣う優しい気持ちは

災害時は特に大切ですよね。

 

 

自分も大変、みんなも大変。

自分も辛い、みんなも辛い。

そんな時でも、そんな時こそ、

ほんの少しでも相手を思いやる心を持つ。

 

Yちゃんのように大人に言われなくても

自然と行動できるようになるために、

他の子たちも日常の場面で声掛けをしています。

 

毎日のおやつの時間。おかわりする場合、

自分も食べたい。みんなも食べたい。

ジャンケンじゃなくて、他の方法はないか?

そのようにみんなのことも考えて

行動できるようになるために、子どもたちは

その方法や心の在り方について日々学んでいます。

 

 

「これ、すっごくおいしかったね~!」と、

みんな大満足の防災ナイトでした♪

 

 


【防災ナイトをする理由】
2011年3月11日、あの日、横浜も相当揺れました。
電車も止まり、電話もメールもほぼつながらない状況で、
保護者が帰ってくるまで、子どもたちと過ごした夜。
いつもと同じメンバーで、
いつも同じ場所で、
いつもとはちょっと違う特別な状況が、
子どもたちに不安ではなく安心を与えました。
どうしても帰ってこれない家の子2人はそのままお泊りしたけど、
余震に恐怖を感じる私の横でぐっすりすやすやと寝ていたことを覚えています。
この日、
夜まであっとほーむで過ごすことも、
あっとほーむでお泊りすることも、
普段やっていたからこそ、
いざというとき安心して過ごすことが出来たんだと思う。
子どもも、保護者も、
あっとほーむがあったから安心できた。
そう思ってもらえるために、
防災訓練は昼も夜も必要です。
認定NPO法人あっとほーむ代表 小栗ショウコ