観察力と想像力
2023年4月24日
こんにちは、小栗ショウコです。
小学生になると途端に活動の幅が広くなり、その分怪我も増えてきます。この日は下校しよう思ったら誰かとぶつかって転んじゃった!という2年生が帰って来ました。学校の門を出る前の事なので保健室で手当てしてもらっても良かったと思うのですが、まだそういう考えは思いつきません。
ちょうどあっとほーむの4年生たちが転んだところを見つけてくれて、一緒にあっとほーむまで帰ってきてくれました。
転んだところを発見しても何もしない、
声はかけたけど先に走って帰る、
一緒に帰るけどいつも通りのペースで歩く等、
4年生たちにも選択肢はあっただろうに、彼らは転んだ子を気づかってゆっくり一緒に歩いて帰ってきてくれました。そして「○くんが転んでけがしちゃった」と報告をしてくれて、絆創膏を貼るまで近くにいてくれたのです。
大人にとっては当たり前の行動でも、子どもたちにとってはどうしていいかわかりません。1年生や2年生の頃には今日のように気づかって一緒に歩くことは出来なかったけど、仲間意識を持ち、一緒に遊び、けがをした子にどう対処すればいいのかを周りの子や大人を見て学んで来たから出来たことです。怪我をした子がいたとき、高学年や大人はどうしていたかという観察力と、きっとこうしたほうがいいだろうという想像力を身に付け、それを自分の行動に結び付ける。それはね、たくさん人と関わらないと学べない事です。
家庭は親子関係を深める場所、
学校は知識を増やし同じ年齢のつながりを深める場所、
あっとほーむは年齢の違う子と社会で生きていく術を学ぶ場所です。
失敗してもうまくいかなくてもいい場所で、ちょっと年上の子がいる、親とは違う大人がいる事が学びを深める事につながります。
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