こんにちは、小栗ショウコです。
人に教える事で学びが深くなるのは、大人の皆さんは体験済の事と思います。
調べてみたら、「教えることは二度学ぶこと」とフランス哲学者シューベールが言っているそうです。
なるほど、そうですよね。
ということで、あっとほーむではそういう光景をよく目にします。異年齢の子たちが集まる場なので、良いことも悪い事も大きい子たちが教えていき、新しい遊びが出来るようになります。家庭では自分が王様の子どもであっても、あっとほーむではそうはいかない。自分だけが優遇されることもないので、悔しい思いや悲しい思いをすることもあります。その中でルールや相手の気持ち、距離感を掴み、どうするのが自分らしいのかを学んでいくのです。私たちはそのフォローをしていると日々感じます。
さて、そんなあっとほーむの日々の中にはパソコンを学ぶ時間があって、2年生以上は先生に教えてもらいますが、1年生は2年生以上の子たちが教えてくれます。
1年生にキーボードの文字や指使いを押してくれる2年生たちと、それを見守る3年生。
タイピングをして、マイクラというアプリを体験するちょっとした時間ですが、パソコンの取り扱い方、アルコールで消毒する方法、しまい方まで丁寧に指導してくれます。それはね、2年生たちが日ごろ先生から教えてもらっている事で、自分たちがすごく頑張って出来るようになったこと。それを1年生に教えています。
パソコン教室はプログラミングのアプリを使うので、遊んでいるように見えるし面白そうだし、男子たちが食いつく要素満載です。でもその前に、パソコンの取り扱い方からタイピングをしっかりクリアする必要があるのです。楽しい事をやるために、ちょっと難しい課題もチャレンジする。1年生にとってはそれも学びで、2年生にとってはそれをわかりやすく教えることが学びです。
教えてもらった事は次の世代へ引き継いていき、それが自分の学をさらに深めるという循環は、日頃の遊びでもパソコン教室でもおやつ教室でもやっているあっとほーむ。子どもも大人もね、「そんなことも出来ないの?」「オレ出来るし―」って自慢するのも全然OKだけど、出来る人が出来ない人に教えることで、社会は発展していくのです。
使っているパソコンは、地域の企業様や個人の支援者様から頂いたもの。子どもたちに学びに役立っています!ありがとうございます。
以上、あっとほーむのパソコン教教室のお話でした。
子どもたちの様子とは別に、私自身が子どもたちに教えたり大人の進路相談や起業支援をしている理由は私のコラムで書きますね。
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