こんにちは、小栗ショウコです。
あっとほーむでは、10年ほど前から子どもたちにパソコン教室を実施していて、初期にここで学んだ子には「大学でIT分野を受験する!」と連絡してくる子もいます。
その10年で、子どもたちは単純なゲームからインターネットを使ったゲームに移行し、2020年からは学校教育にプログラミングが入るようになったり、社会的には生成AIを利用できるようになり、その変化は本当に日々感じています。
子育て支援をしてきた私たちも、この流れが無視できません。
何故なら子どもたちは生まれたときから親がスマホやパソコンを使っているのを見て学び、気づけば当たり前のように使いこなしているからです。
そんな中、私たちはたくさんの家庭でスマホやゲームの相談を受けてきました。
ゲームばかりやっている。
気づいたら課金されていてすごい額になっている。
ゲームで繋がっている人たちの影響で乱暴な言葉遣いをしている。
誰かわからない人とつながっていて怖い。
しかし一方で、
スマホやゲームを楽しみながらも、家族関係が良好だったり、勉強にも力を入れて成績優秀な子もみてきました。
両者の違いはなぜ生まれるのか?
それは多くの家庭を見てきた私たちだからわかります。
「親と一緒に」やっているかどうかなんです。
ゲームだけでなく、これから子どもたちが学校教育で取り組んでいくプログラミングも同じです。
私たち大人は学校でプログラミングを学んでいません。
だから、プログラミングがわかる親ならともかく、わからないと言う人も多いと思います。
ここが「親と一緒に」やるかやらないかの分岐点です。
わからないなりに、子どもが学ぶことを一緒に学ぼうとする親は、
今日何を学んだのか聞く姿勢があり、子どもも分からないなりに自分に興味を向けてくれる親に心を開きます。
でも「私にはわからないから」という姿勢だと、子どもはどうせわかないでしょとこの話をしなくなります。
プログラミングでいうとわかりにくいけど、ファッションやアイドルなど子どもが好きな事の話をわからないなりに聞いてくれる親と、全然わからないという親とでは親子関係が違うよね、集中力も理解度も使いこなし方も違うよねっていう事です。
私たちはこれを今後の子育て支援の解決すべき課題と捉え、親子向け、親向け、子ども向けのICT教育を企画しました。
この企画が日本NPOセンターの助成金事業に選ばれ、今年10月から来年9月までの1年間で企画を実施していく事になりました。
第一弾として、「プログラミングを学ぶその前に、保護者が知っておきたい大切な事」と題したセミナーを実施し、子育て支援のプロと、デジタル専門家がタッグを組んで親子で考えてもらう時間になりました。
これからの時代、ゲームやスマホ、パソコンなどのデジタル環境は必須です。これらを学ぶことは、小学校からの学校指導要綱にプログラミングが入り、中学高校ではもっと専門的な事を学び、大学受験の科目にも入ってくる予定なので、これらを学ぶことは、子どもの進路や人生の選択肢を広げるきっかけににもなります。
基礎的な情報から、実は家庭でもプログラミング要素を高める事ができること、それを親子で取り組む大切さをお伝えしました。
一般公開する前に席が埋まってしまった今回の企画ですが、当日の様子を動画にして公開しますので、興味がある方は是非あっとほーむのYouTubeを登録しておいてくださいね。YouTubeは「npoathome」と検索すれば出てきます。
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