認定NPO法人あっとほーむは、小学生の子ども達が毎日のように通う放課後児童クラブ(以下、学童保育)と保育園児・幼稚園児等も利用できるお迎え付きの夜間保育所を20年以上運営しています。
あっとほーむの保育時間内に小学生を対象として開催している少人数制のパソコン教室は、「横浜こどもICTクラブ」として、総務省の地域ICTクラブとして承認されています。
今後は、地域の子どもたちがICTに親しめるイベント等を計画しております。
横浜こどもICTクラブ
ミッション
「子どもの知的好奇心を育み、才能を発見し、世界を広げる」
活動への想い
近年、小学校でのプログラミング教育の必修化や習い事が全国的に普及しており、小学生がICTを学ぶには充分な環境が整えられているようにも思えます。
しかし、世の中にこれだけオンラインで繋がるゲーム機やインターネット、ソフトウェアが氾濫しているにも関わらず、ネットやセキュリティの教育は行き届かず、事件/事故につながっているケースも残念ながら見受けられます。
そこで、子ども達が毎日のように放課後に通い、夕方のお迎えまでの時間を過ごす場所で、パソコンやインターネットに慣れ親しみ、正しい知識とスキルを身に付けるようにしました。
私たちは、子どもたちに安心・安全な居場所を提供するだけでなく、時代に合わせた子ども達の日頃からの安心と安全、そして健全な育成環境の提供を目標としています。
活動内容
① あっとほーむ内での小学生向けパソコン教室
② 地域の子ども向けICTイベント(企画中)
カリキュラム
子どもの年齢や発達の様子、習熟度によってカリキュラムを揃えています。
難易度とレッスンのカテゴリーを細分化して幅広く用意し、子どものレベルや興味に応じて誰でもパソコンに親しみながら学べる環境を用意しています。
パソコンは、WindowsPCを用意し、プログラミングも数多くの種類を取り入れています。まずは、パソコンの操作に慣れるところからスタートし、低学年向けには、難易度の低いスクラッチ3.0やマインクラフトのブロック・プログラミングをレッスンします。中学年向けには、「MCブロックビルダー」なども使っています。高学年向けには、難易度の高いJAVAやPythonを使ったプログラミングもレッスンしています。
これにより、低学年から高学年まで、どの年代の子ども達の満足度も高く、保護者からも好評です。
プログラミングは、Windowsだけに限らず、Ichigo Jamなどのマイコンを使用し、TELLO EDU(教育用ドローン)をプログラミングしてアルゴリズム通りに飛ばすレッスンなど(中学生向け)もあります。
レッスンに縛られず急かされず、子ども達の興味・関心に合わせてカリキュラムを選び、子ども達のペースで進めています。
レッスンは少人数制(準個別レッスン)
1クラスの人数は、1人から多くても4人の子ども達を毎週レッスンしています。
時には、子ども達同士で教えあったり、競争したり、飽きさせないレッスンを心がけています。
プログラミング教室ではなく、「パソコン教室」
プログラミングだけの習得ではなく、パソコンで出来る事を幅広く教えています。
囲碁AIのシステムを組み込んで囲碁アプリの対戦にチャレンジしたり、
動画を編集して公開したり、プレゼンテーションを制作して発表したりと幅広く行っています。
タイピングやアルゴリズム教育も重視
小学校の勉強を始めたばかりの頃には、正しい鉛筆の持ち方を習うように、また食事では正しいお箸の持ち方を覚えるように、どちらも大人になってから正しい持ち方に直すのはとても難しいものです。
タイピングも習い始めが肝心です。間違った癖を付けてしまう前に、正しいホームポジション、両手で正しい運指を身に付けます。
同様に、タイピングは、反復練習が欠かせません。苦手意識を感じる前に短期間でタイピングに慣れるよう繰り返し練習します。
アルゴリズム教育も反復練習が必要
アルゴリズムの教育では、アルゴリズムコーチング®のテクニックを使います。
アルゴリズムコーチング®は、パソコン教室主宰の小栗宏之が提唱している「大人と子どものコミュニケーションスキル」です。
子どもとのコミュニケーションには、コーチングのテクニックを使い、子ども自身がアルゴリズム的な思考で目的達成や問題解決、トラブル回避が行えるように促したり、訓練します。
大人がこの方法を身に付け、子どもとのコミュニケーションでアルゴリズムコーチングのテクニックを活用することで、普段の子どもの生活やしつけにも応用することができます。
普段からアルゴリズム(目的と手順)を明確にイメージできるように繰り返しレッスンし実践することで、論理的思考を育み、小さな成功体験を積み重ねます。
アルゴリズム教育を重視した結果
パソコンの教室のプログラミングを2年以上経験した小学5年生以上の子ども達の中には、プログラミングを「脳トレ」のごとく難しい問題を解くことに喜びを見出す子どももいます。
また、アルゴリズム的な思考が身に付いたことで、普段の宿題の進め方についても事前に計画を作成して進められるようになった子もいます。親が宿題の進め方で口を出すことが無くなったそうです。
当ICTクラブで使用しているパソコン
環境問題を意識した取り組みとして、当ICTクラブで使用する機材の多くはリユース品を使用しています。
パソコン本体の一部は、私たちの活動にご理解、ご賛同頂いている企業様が過去に使用されていた高スペックなものを無償でご提供頂いています。
ご協力企業様:株式会社スリーダブリュー様
その他のパソコンやワイヤレスマウス等の周辺機器は、ネットオークションやフリマサイトなどで中古品を入手して使用しています。
毎日通う場所だから出来ること
パソコン教室の開催していない日は、子ども達と一緒に決めたルールを元にレッスン以外でパソコンを自由に使える時間もあります。
パソコンを使う前に必ずタイピングの練習を行う。お友だち同士で譲り合う。など皆で楽しく気持ち良くパソコンを使うためのルールです。子ども達は、タイピングの後、マインクラフトでお友だちと一緒にマルチプレイしたり、将棋のアプリをプレイしたり、それぞれの楽しみ方をしています。
対象:小学1年生から中学生まで。
開催日:毎週、火曜日~金曜日(週1回レッスン)
16:00~
17:30~
19:00~
レベルに合わせて30分~45分程度実施
レッスン料:保育料金に含まれます。
※1 小学1年生の場合、学校生活や宿題への取り組みなど一通りの生活が落ち着いたと判断した後、教室に参加できます。
※2 学童保育、夜間保育の料金は必要となります。詳しくはお問い合わせの上、お子さんと一緒に見学にいらしくて下さい。
(料金や規約の内容は、お電話やメールではお答えしません。)
※ 振替やお休み等の詳細は、あっとほーむの保育事業に準じます。
尚、横浜こどもICTクラブでは、あっとほーむ内のパソコン教室だけでなく、他の学童保育や地域の子ども向けICTプログラム、学校への参入に向け、パソコン教室を運営するプログラムがございます。
ある程度のICTスキルはあるので子どもに教えられるようになりたい、地域の子どもたちの役に立つことをしたいとお考えの方は、パソコン教室先生育成プログラムにご参加ください。(詳細ページや内容など制作中ですが、テスト生受講中です。あっとほーむと横浜こどもICTクラブへ共感して、どんなものか一度お話を聞きたいという場合はお問い合わせください)