お迎え付き夜間保育・学童保育の認定NPO法人あっとほーむ≪横浜市都筑区・港北ニュータウン≫

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小さな保育園がつぶれる理由

小さな保育園がつぶれる理由

2018年12月17日

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こちらのブログでは、たった一人で始めた事業を認定NPOにし、企業や横浜市、神奈川県、内閣府からも表彰されて21年目を迎えた認定NPO法人あっとほーむ代表・小栗ショウコから起業のコツをご紹介します。

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こんにちは、小栗ショウコです。

 

先日、お子さんが二人いらっしゃる働くパパとお話しする機会がありました。

あっとほーむのことは知っているけど、遠いので通えないって言う人です。近くにあっとほーむのようなところはないかな~っていつも言ってくれるのですが、なかなかそのご希望に添えなくて本当に申し訳なく思ってしまいます。

 

 

さて、このとき、最初に通っていた保育園は閉園しちゃったんだよね~って言っていました。

なんでも、すごくサービスが良くて、送迎もしてくれたんだと。園長先生と副園長先生二人でやっていた保育園だったそうです。

 

私はあっとほーむを始めてから20年、こういう話を聞くことが何度もありました。

子育て支援や福祉事業をする方は、高い志と強い共感性や社会性があり、保護者や子どものために何でもやってあげようと頑張りすぎちゃうんですね。お金の事は後回し。自分のお給料は二の次で、お金を頂く事に申し訳ないと感じ、利益を出す事に対してマイナス感情も持ってしまいます。利益よりも子どもの幸せ、子どもや保護者にあれもこれもしてあげたい!と考えてしまうのです。

 

私もね、同じです。

ただ、私は自分がそういう感情を持っているということに気付き、それではいけない!と自己制御しているのです。

そして、自分に何が足りないのかも分かっているので、足りないところを補うこともしています。

 

 

自分はこういう時にこう考えてこう行動してしまう・・・と、言う事がわかれば、そうしないように出来ますよね。気をつける、意識を変えることを自分でコントロールします。あなたも日常生活でやってますよね。本当は甘いケーキを食べたいけど、食べたら後悔するとわかっているから頑張って自分に言い聞かせて買わないとかね。

 

 

先に書いたように、子育て支援事業をしている人は、利益よりも子どもの幸せ、子どもや保護者にあれもこれもしてあげたい!と考えてしまうのですが、事業を続けられないと、子どもや保護者にあれもこれもしてあげられず、中途半端に置き去りにする事になるんです。園長先生と副園長先生と二人でやっていた保育園が突然終わって困ってしまったのは、保護者であり、そこで毎日楽しく過ごしていた子どもたちです。だからね、事業を続ける努力をすることは、保護者や子供たちのためです。どうしたら事業が続くかと言うと、経営者もそこで働く職員も、この金額だったら続けられると思えるお給料を出し、翌年以降の事業に備えて利益をきちんと出して備えておくことです。もちろん、ありあまるお金があって、給与も利益もいらないんだったらいいんです。ボランティアでやっていい。

でも私もこのブログを読んでいるあなたも、きっとそういう環境ではない。

働いてお給料もらわないと生活が出来ないし、給料がなかったら、いつ生活が立ちゆかなくなるかわからない危機感を持っているはず。

だからね、お金はもらっていいんです。子どもたちや保護者にありがとうって言われた分だけ適正なお金をいただきましょう。まずこの気持ちを作るのが大前提。

 

 

そして、足りない部分を補いましょう。

私は自分に経営的とか戦略的とかそういう部分が足りない事を自覚しています。気持ちを強く持たないと、すぐにボランティア精神が勝ってしまいます。

だからこそ、経営の勉強をするのです。異業種の皆さんの会合に行ったり、セミナーに参加したり、コンタクトをとって、そこから何を得て、あっとほーむににどのように活用しよかと考える。そういう訓練を積むのです。足りない、出来ないってわかっているから訓練し続けるんです。

 

でもね、こんな風に学び続けても、一人で考えていたら事業は続きません。

どうしたらいいかな~、もっとステップアップしたいな~と一人で考えても答えはでないのです。だから相談しましょう。きちんと。お茶がてらとか飲みがてらとか、そんなんじゃなく、ただで教えてもらいに行くのでもなく、きちんとこのくらいの時間でこのくらいの対価をお支払いしますのでアドバイスしていただけませんか?ってお願いしましょう。仲間でもいいし、自分よりも一歩先行く先輩でも異業種でもいい。自分の事業に共感してくれて理解のある人にね。

 

 

園長先生と副園長先生と二人でやっていた保育園や、志高く始めた小さな保育園を断腸の思いで閉園してしまった人たちは、経営的感覚をつかむその前に立ち行かなくなってしまったのでしょう。自分の足りない部分を補うための学びと、事業を本気でアドバイスしてくれる人がいれば、きっとこういう結果にはならなかったはず。

 

 

だから学びましょう!相談しましょう!

それが、保護者のため、子ども達のためになるのだから。

 

 

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