こんにちは、小栗ショウコです。
先日、横浜市都筑区での小1の壁講演会を終えました。
来年小学校に入学する保護者を対象に、70人×3回の講演会で、今年で5年目。
毎年講師として参加しています。
この講演会、或いはこれまで多くの方の相談を受けてきた中から、同じ悩みを持つ方のために少しずつ公開していきます。
【質問というよりお悩み】
共働きの場合、上の子が小学校に入学するとその後は学童や放課後の居場所に入れるのですが、下の子はまだ保育園。
これまでは保育園にお迎えに行けばよかったけど、今後は子どものお迎えが2箇所!
毎日お迎えに行くのがしんどくて倒れてしまったママもいるようで、自分もすごく不安です。
【回答】
大変ですよね。
だって、毎日ですもん。
雨の日も、雪の日も、猛暑の日も、自分の体調が良くないときも、下の子がぐずってどうしようもない時も、大量の荷物がある時もお迎えが2箇所、しかも駐車場完備の保育園から徒歩でお迎えにいかなくちゃいけない小学校や学童もあるから、尚更大変!!
そんな時、
上の子には夕方になったらひとりで家に帰ってもらえばいいのよ~。1時間2時間くらいはもう待てるわよ、小学生だから。
という先輩ママからのアドバイスもあったりすると、そうだよね、そうしてもらえればすごくラク!!!
と思っちゃうこともあるでしょう。
でもね、小学校1年生が、一人で歩いて玄関の鍵を開けて家に入るって、とても危険。
なぜなら、子どもが巻き込まれる事故や事件は、下校後から夕食の間の午後2時から6時までの間に多発しているからです。
また、たった1時間とはいえ、小学校1年生にとっては寂しい気持ちを感じます。
寂しいとか辛いとかそんな単語がその感情を表すものだということは、大人にならないと気付かないでしょうが、
頼れる人が近くにいないのはとっても不安な事です。
だからって、頑張って毎日お迎えに行きなさい!とは言いません。
こういう時こそ、地域の人に助けてもらいましょう!!!
ご近所で仲良くしているおうちがあるのならば、1時間だけ子どもを見てもらえるか聞きましょう。
延長できる学童保育がないか探しましょう。
ベビーシッターやファミリーサポートを利用してみましょう。
下の子の保育園に迎えに行ってもらってもいいんですよ。
特に小学校入学後の4月は、パパママが学童にお迎えに行って、下の子はファミリーサポートさんや子育てタクシーにお迎えに行ってもらってもいいでしょう。
新しい環境、新しい生活で不安定な小学校1年生。
パパママだってお迎えが2箇所になる事で仕事の時間を調整しないといけないだろうし、精神的にも肉体的にもいっぱいいっぱいになってしまうでしょう。
だからこそ、誰かにお願いして少しでも負担を減らしてみて。みんなやっているからとか、子どもを預けてまで働くなんてとか、そんなところに気を遣って頑張るよりも、パパママが気持ちにゆとりを持って笑顔で向き合ってくれる事が、子どもにとっては一番必要です。
どうぞ頑張りすぎずにたくさんの人に頼りましょう。
何でも自分たちだけでやることが自立じゃなく、たくさんの人に頼れる環境を持てることを自立というのです。
「自立とは依存先を増やす事」(東京大学・熊谷先生のお言葉)
【補足】
ベビーシッターや、わたしたちあっとほーむのようにお迎え付き夜間保育所では、福利厚生の保育チケットを利用できる場合があります。
金額が高そうだし・・と諦める前に、問い合わせをしてみましょう。
あっとほーむでは、ベネフィットワン、JTBベネフィット、リロクラブ、ウェルボックスが利用できます。
あっとほーむのようなお迎え付き夜間保育をお探しなら、おうち保育園Ⓡ協会
ファミリーサポートや子育てタクシーは、名称が多少違いますが全国で同じシステムがあります。お住まいの地域名で検索してみてください。
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働く女性プロデューサー 小栗ショウコ
認定NPO法人あっとほーむ代表理事、ビジネス&ライフコーチ、ECコンサルタント。
1998年からお迎え付き夜間保育を開始、その後NPO法人格を取得し横浜市承認学童保育も併設。
一軒屋で少人数の保育を行う事で、実家のような安心できる居場所作りにこだわっている。
2008年からは事業のスキルとノウハウを伝えるあっとほーむカレッジを開設。
長年培ってきた事業スキルとノウハウを惜しみなく提供し、卒業生は全国で夜間保育や学童保育、地域の居場所や親子カフェなど自分らしい事業を立ち上げている。
また、行政からの委託で異業種のメンターも引き受け、シェアリングエコノミー事業者や研修事業者等へのアドバイスも実施。
その業績が評価され、神奈川県子ども子育て支援奨励賞、横浜市男女共同参画推進賞、内閣府特命担当大臣賞、浜銀総研ビジネスウーマンアワード初代大賞受賞。TVや新聞、雑誌の取材多数。
共著「誰も教えてくれたなかったほんとうは楽しい仕事&子育て両立ガイド」を出版。
日経DUALでも定期的にアドバイザーとして掲載される。
行政や企業、大学での登壇実績も多く、多くの受講生から好評を得ている。
コーチングやアサーション、NLPなどのコミュニケーショントレーニング、ISD個性心理学を学び、働く女性、働きたい女性に自分らしい生きかた・働き方をアドバイスしている。
横浜市都筑区主催の小1の壁セミナー講師他、企業や団体に対して仕事と子育て両立セミナー講師、思春期セミナー講師、高校や大学での講義を受託している。
認定NPO法人あっとほーむ 「都筑区 学童 あっとほーむ」 で検索
https://www.npoathome.com/
保育園や幼稚園、保護者会やサークル、企業などへ出張します
「小1の壁セミナー」、「子育て支援のプロに学ぶ子どもの個性の伸ばし方」
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