こんにちは、小栗ショウコです。
先日、横浜市都筑区での小1の壁講演会を終えました。
来年小学校に入学する保護者を対象に、70人×3回の講演会で、今年で5年目。
毎年講師として参加しています。
この講演会、或いはこれまで多くの方の相談を受けてきた中から、同じ悩みを持つ方のために少しずつ公開していきます。
【質問】
うちの子、他の子と違って発達が遅い気がして心配。
小学校入学を期に、何かすべき事はありますか?
【回答】
まずは保育園や幼稚園園の先生に相談してみてください。
大丈夫、心配ないと言われてもまだ気になるようだったら、療育センターなど専門機関に予約を入れてみてください。地域によっては診療までに半年待ちのところもあるので、診てもらう予約だけは最初にしておきましょう。
その時に、親から見て気になるところを具体的に話せるようにメモしておいて。保育園や幼稚園の先生からの園での様子も入れるといいでしょう。
どんな様子を気にすればいいのかということは、政府広報オンライン・発達障害ってなんだろう?の気付くページに掲載されています。
当てはまる事があるなら、これに基づいた事を診察のときに伝えるといいでしょう。
私は講演会でも、気付いているなら早めに専門機関に相談したほうがいいと伝えています。
それは、小学校1年生で発達障害だと診断出された子と、6年生まで診断されずにいた子では、子ども自身を取り巻く環境が大きく違ってくることを21年間の子育て支援経験で見てきたからです。
一番大切なのは、子どもが幸せに過ごせる事。
そのためには、専門家のアドバスを聞き、周りの大人がどう対応すればいいのかを親も先生も、学童保育の先生や塾や習い事の先生にも伝えて、協力してもらうのです!
なぜならば、小学生はまだまだ未熟。他の子と違う事をしたり、一人だけ出来ない子に意地悪したり仲間はずれにしたりする事だって多々あります。大人だってどう接していいか分からずに感情をむき出しにしてくる人だっているでしょう。
でも!
子どもの味方になってくれる人だって必ずいます。
だからどうぞ、気付いているなら専門機関への相談と、周りの協力を仰ぎましょう。
そしてパパママだけで抱えず、家族の心のケアもしましょうね。
【補足】
発達障害のパートナーを持つ人が陥ってしまう症状として、カサンドラ症候群というものがあります。
これはね、親にも当てはまります。子どもとの会話やコミュニケーションに辛く苦しい思いをしても、それを隠したり親として失格だなんて思わないで!
パパママの本音も療育センターでちゃんと相談してくださいね。
もっと気軽に話したいという場合は、あっとほーむの両立サロンへどうぞ。
また、発達の遅れではなく子どもの個性だということもあります。
長年の子育て支援経験とコーチングなどのコミュニケーション的視点、ISD個性心理学や四柱推命などの統計的視点で子どもの個性を見極めるセミナー、個別相談のご要望はこちらまで。
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働く女性プロデューサー 小栗ショウコ
認定NPO法人あっとほーむ代表理事、ビジネス&ライフコンサルタント。
1998年からお迎え付き夜間保育を開始、その後NPO法人格を取得し横浜市承認学童保育も併設。
一軒屋で少人数の保育を行う事で、実家のような安心できる居場所作りにこだわっている。
2008年からは事業のスキルとノウハウを伝えるあっとほーむカレッジを開設。
長年培ってきた事業スキルとノウハウを惜しみなく提供し、卒業生は全国で夜間保育や学童保育、地域の居場所や親子カフェなど自分らしい事業を立ち上げている。
また、行政からの委託で異業種のメンターも引き受け、シェアリングエコノミー事業者や研修事業者等へのアドバイスも実施。
その業績が評価され、神奈川県子ども子育て支援奨励賞、横浜市男女共同参画推進賞、内閣府特命担当大臣賞、浜銀総研ビジネスウーマンアワード初代大賞受賞。TVや新聞、雑誌の取材多数。
共著「誰も教えてくれたなかったほんとうは楽しい仕事&子育て両立ガイド」を出版。
日経DUALでも定期的にアドバイザーとして掲載される。
行政や企業、大学での登壇実績も多く、多くの受講生から好評を得ている。
コーチングやアサーション、NLPなどのコミュニケーショントレーニング、ISD個性心理学を学び、働く女性、働きたい女性に自分らしい生きかた・働き方をアドバイスしている。
横浜市都筑区主催の小1の壁セミナー講師他、企業や団体に対して仕事と子育て両立セミナー講師、思春期セミナー講師、高校や大学での講義を受託している。
「小1の壁セミナー」、「子育て支援のプロに学ぶ子どもの個性の伸ばし方」
働く女性プロデューサー小栗ショウコ https://tsuku2.jp/Shoko-oguri 「ツクツク 小栗ショウコ」で検索