お迎え付き夜間保育・学童保育の認定NPO法人あっとほーむ≪横浜市都筑区・港北ニュータウン≫

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勉強が出来なさ過ぎて困っています。 どうしたらいい?

勉強が出来なさ過ぎて困っています。 どうしたらいい?

2019年10月16日

こんにちは、小栗ショウコです。

 

先日、横浜市都筑区での小1の壁講演会を終えました。

正式なタイトルは「小学校入学前に知っておきたい大切な事」。

来年小学校に入学する保護者を対象に、70人×3回の講演会で、今年で5年目。

毎年講師として参加しています。

この講演会、或いはこれまで多くの方の相談を受けてきた中から、同じ悩みを持つ方のために少しずつ公開していきます。

 

【質問】

うちの子、勉強が出来なさ過ぎて困っています。

どうしたらいいですか?

 

【回答】

これは、よく相談されます。

 

 

理解が出来ないのか、それとも勉強する意味がわからないのか、単に気持ちが上がらないのか等々、

教育に携わる人に聞けば出来るようになる方法はたくさん教えてくれると思うのでここでは省略しますね。

このブログでは違う視点で見てみましょう!

 

 

勉強できなさすぎて困る!というのは、質問というより親の困りごとですよね。

これ、親が困っているだけなのか、子どもが困っているのかで大きく違います。

多くの場合、親が困るのは、宿題をしない、ぐずってやらない、テストの成績が後ろから数えたほうが早い、親が教えてもすぐにケンカになってしまう等、親がイラッとしてしまうことです。

 

 

これとは別に、子どもが困る事があります。

文字が文字として認識できない場合です。

どう教えてもらっても解読不明な暗号に見えるのかもしれません。それが発達性ディスレクシアと分かるまで、相当辛い思いをする事になります。

だって、読めないとすごく怒られるし、適当に読み飛ばしたら全然違う事だったり、読んでもらえたら分かるのに自分で読まないといけないのがとっても苦痛だから。

 

 

厚生労働省のe-ヘルスネットには発達性ディスレクシアの読字や書字の特徴としてこんな特徴が載っています。

1.文字を一つ一つ拾って読むという逐次読みをする

2.単語あるいは文節の途中で区切って読む

3 .読んでいるところを確認するように指で押さえながら読む(これらは音読の遅延、文の意味理解不良につながる)

4.文字間や単語間が広い場合は読めるが、狭いと読み誤りが増えて行を取り違える

5.音読不能な文字を読み飛ばす

6.文末などを適当に変えて読んでしまう適当読み

7.音読みしかできない、あるいは訓読みしかできない

8.拗音「ょ」促音「っ」など、特殊音節の書き間違えや抜かし

9.助詞「は」を「わ」と書くなどの同じ音の書字誤り

10.形態的に類似した文字「め・ぬ」等の書字誤りを示す

 

1年生はまだまだ字を覚えたて。だから読み書きが出来なくて当たり前ですが、1年生の終わりごろになっても上記の状態なら勉強が出来ない!と嘆いてばかりではなく、専門機関に相談に行く事をお勧めします。

 

 

 

そうじゃないけど、全然やる気がないし、やっても間違いが多い!と言う場合は、環境を変えてあげてください。

あっとほーむに来ている子達も、おうちでは全然宿題やらなくて困ってるという家庭が多いけど、あっとほーむに来るとみんな帰って来たらちゃんと宿題を出すし(おしゃべりして進まない子もいるけど)、「お前、あれやった?」とか「おれ、そこできるし~」とか子ども同士でやっています。

みんな楽しくやっている場に入れば意外にやれるものです。

 

 

この質問をするといいうことは、親が教えて出来ないし、一人で静かに出来るわけじゃないので、学童や塾や習い事の場でもいいのでお友達と楽しくやれる場、遊びながら競争心を刺激して取り組める場など、子どもに合わせた環境を整えてあげましょう。

 

 

【補足】

ネット上ではトム・クルーズとかスティーブン・スピルバーグがディスレクシアだとよく流れています。真実かどうかは分かりませんが、世界中に同じ症状がある人がいます。読み書きが難しいだけなので、視力が悪くてメガネをかけるのと同じように、音声教材などを使うくらいの気持ちでいいと思います。

小学生の場合はスクールカウンセラーや療育センターへ相談してみてください。共働きの家庭にとっては仕事が急がしくてなかなかいけない!という事情もわかりますが、予約が込んでいて半年待ちということもあるので、予約だけでも先にしておくといいですよ。

専門機関に相談に行く前に、もっと気軽に話をしたい場合は、あっとほーむの両立サロンへどうぞ。

 

 

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働く女性プロデューサー 小栗ショウコ

認定NPO法人あっとほーむ代表理事、ビジネス&ライフコンサルタント。

 

1998年からお迎え付き夜間保育を開始、その後NPO法人格を取得し横浜市承認学童保育も併設。

一軒屋で少人数の保育を行う事で、実家のような安心できる居場所作りにこだわっている。

2008年からは事業のスキルとノウハウを伝えるあっとほーむカレッジを開設。

長年培ってきた事業スキルとノウハウを惜しみなく提供し、卒業生は全国で夜間保育や学童保育、地域の居場所や親子カフェなど自分らしい事業を立ち上げている。

また、行政からの委託で異業種のメンターも引き受け、シェアリングエコノミー事業者や研修事業者等へのアドバイスも実施。

その業績が評価され、神奈川県子ども子育て支援奨励賞、横浜市男女共同参画推進賞、内閣府特命担当大臣賞、浜銀総研ビジネスウーマンアワード初代大賞受賞。TVや新聞、雑誌の取材多数。

共著「誰も教えてくれたなかったほんとうは楽しい仕事&子育て両立ガイド」を出版。

日経DUALでも定期的にアドバイザーとして掲載される。

行政や企業、大学での登壇実績も多く、多くの受講生から好評を得ている。

コーチングやアサーション、NLPなどのコミュニケーショントレーニング、ISD個性心理学を学び、働く女性、働きたい女性に自分らしい生きかた・働き方をアドバイスしている。

横浜市都筑区主催の小1の壁セミナー講師他、企業や団体に対して仕事と子育て両立セミナー講師、思春期セミナー講師、高校や大学での講義を受託している。

 

 

認定NPO法人あっとほーむ

 

「小1の壁セミナー」、「子育て支援のプロに学ぶ子どもの個性の伸ばし方」

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