お迎え付き夜間保育・学童保育の認定NPO法人あっとほーむ≪横浜市都筑区・港北ニュータウン≫

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自分らしく働くために

自分らしく働くために

2022年5月31日

こんにちは、認定NPO法人あっとほーむのかわだです。

 

前回の記事は、

無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)が

ワークスタイルやライフスタイルの相互理解を

阻む一因になり得るという内容でしたが、

今回は無意識の偏見に気づくための

『行動観察』をテーマに書きました。

 

みなさんは、初対面の人や

自分と異なるタイプの人とやり取りする際、

どのようにコミュニケーションを図りますか?

 

相手によって自分の態度を変えることなく

人間関係を構築するタイプの方もいるとは思いますが、

私はまず、”行動観察”をして態度を変えるタイプです。

 

 

”行動観察”と検索すると、調査手法の一つとして

ビジネスでの活用方法が出てきますが、

この記事では心理学の心理的アセスメントで使われる

観察法としての行動観察について書きます。

 

観察法は、

〈ヒトや動物の行動を観察することをとおして

「心」のはたらきを知ろうとするもの

行動を科学的観点から見ること〉

※ 参考文献:[監修者]三浦麻子[編著者]佐藤寛「なるほど! 心理学観察法」,(株)北大路書房,2018年4月

 

 

また、”行動観察”と似たような言葉として

人間観察が挙がるのではないかと思いますが、

 

日常の中で行う観察とは、

〈日常生活の中で人の行動を観察するとき

そこには見る人のフィルターがかかっていることが多い

見る人の価値観や構えといった

フィルターの影響を多大に受ける〉

※ 参考文献:[監修者]三浦麻子[編著者]佐藤寛「なるほど! 心理学観察法」,(株)北大路書房,2018年4月

 

すなわち、心理学研究法における行動観察ではなく

私たちが日々行っている”行動観察”や人間観察は、

客観性に欠ける部分が多いということです。

 

 

それらを踏まえた上で、

”行動観察”することによって

「心」のはたらき(心理)の状態を

ある程度想像することができるのではないか?

ということだと私は考えています。

 

そのような私の考え方では、

想像する、というところがポイントです!

 

あくまで想像であり、自分以外の心の内というものは

専門職であっても全て理解できるものではありません。

(自分のことであっても全てを理解できないと思います)

 

 

なんのために”行動観察”をして想像するのか?

それは、自分の中にある無意識の偏見に気づくためです。

 

そして、無意識の偏見に気づくことができると、

人間関係での悩みが軽減するかもしれません。

 

 

例えば私の場合、チームで仕事をしている時などに

「どうしてこんなことをするのか」と

私の主観的に自分本位な行動をしている人に対して

モヤモヤイライラしていたことが、

 

「もしかしたら、こんな理由で

そんな行動をしているのかもしれない」と

相手の行動を観察し、想像することにより、

無意識に決めつけていた自分の主観に気づき、

自分の中にある不快な感情(イライラなど)を

心の内から追いやることができました。

※負の感情をなかったことにしたり押し殺したりする、ということではありません。

 

 

負の感情が100%悪いものであるとは思いませんが、

私の場合はマイナスな感情や思考に呑まれて

目的や目標を見失うような状態になってしまうので、

私にとって自分らしく(らしさを失わずに)働くためには、

無意識の偏見に気づくことが必要なのです。

 

自分となかなか相性が合わないような人と

チームとして掲げた目標を達成するには、

不快な感情はできるだけ少ない方が

円滑に仕事ができるのではないでしょうか?

※ハラスメントの場合はこれには当てはまりません。

 

次回は、どのように”行動観察”をしているか?

ということについて書きたいと思います!!

 

 


スタッフコラムでは、私の見解を述べていますが、

保育のミーティングや法人の会議では、

スタッフ各々の考え方を共有し、

チームとしての価値観の摺り合わせをしています。

 

様々な見方や考え方がある中で、

スタッフ各々の価値観を共有することにより

相手を肯定しつつ、自分の考えと照らし合わせ、

チームとしてなにを選択するか?という方法は

仕事を円滑に進めるためだけでなく、

親子や夫婦関係でも活用できるのではないでしょうか?

 

大切な相手のことも、自分のことも大切にする

お互いに歩み寄ってチームとしての価値観を選択する

 

そして、

選択肢は様々あるということを知ることも、

必要であると思います。

私の場合、知る方法はもっぱら読書です!

 

ということで、オススメの書籍を紹介します!

★子ども・保護者・子ども関係の職種の方向け

中野信子のこども脳科学「イヤな気持ち」をエネルギーに変える! 中野信子/著

こども六法 山崎聡一郎/著

※あっとほーむでは、子どもミーティングの時間で読み聞かせをしています!「こども脳科学」「こども六法すごろく

★心理学などに興味のある方向け

なるほど! 心理学観察法 三浦麻子/監修 佐藤寛/編著

思春期学 長谷川寿一 /監修 笠井清/編 藤井直敬/編 福田正人/編 長谷川眞理子/編

EQ こころの知能指数 ダニエル・ゴールマン/著 土屋京子/訳

★あっとほーむ代表・小栗さんの著書

だれも教えてくれなかったほんとうは楽しい仕事&子育て両立ガイド 小栗ショウコ/著 田中 聖華/


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