こんにちは、認定NPO法人あっとほーむのかわだです。
前回の記事では、『理想と現実』をテーマに
理想と現実のギャップに対する見方を変えれば、
人生や働き方の選択肢、価値観の幅が広がる。
そんな可能性について書きました。
今回のテーマも引き続き『理想と現実』です!
現実という言葉から連想されるものとして
「現実逃避」や「現実的に考えて」など
ネガティブなイメージがあるかもしれませんが、
今回は現実の受け入れ方について
ポジティブなイメージで深掘りしていきます!
例えば、チームで仕事をする職場で、
自分の担当以外の業務を頼まれた時に
自分自身のタスクも山積している状態の場合、
あなたは頼み事を断ることができますか?
条件によって、判断基準は変わるでしょうか。
関係性「上司からの頼み事」
業務量「すぐに処理できる」など。
そのような条件を除き、
断るか否かの違いは、その人の性格が
色濃く出るのではないかと考えられます。
(もちろん、条件は関係なく「自分の担当ではないから」と断る方もいると思いますが。)
そして、断るという選択肢以外には、
断れない場合と、断らない場合があると思います!
断”れ”ないタイプの人は、
「周りの反応が気になるから、断れない」
「申し訳ないから、断れない」など
相手や周囲の人に気配りするタイプでしょうか。
断”ら”ないタイプの人は、
「プライドが許さないから、断らない」
「断ることが手間だから、断らない」など
自分の考えや気持ちで決めるタイプでしょうか。
ちなみに私は、断”ら”ないタイプです。
負けず嫌いな性格のため、
断ると負けたような気がするので断りません!
断りたい時はまず断らず検討し、
次に必ず代替案を考えてから断ります。
どのタイプが良いか悪いかの話ではなく、
「断らなかった」という行動一つとっても
断”れ”なかったかもしれないし、
あえて断”ら”なかったかもしれない
というように、判断基準は様々であると分かります。
「忙しい時に頼み事をされた」という現実に対して
「自分の人となりを試されている」と考えるか、
「自分でいかにしてやり切るか」と考えるかなど
現実の受け入れ方によってタイプが分かれ、
その後に条件を加味するのだろうと私は思います。
自分はどのような現実の受け入れ方をするタイプ?
というように自己分析するだけでも、
「どうして自分はいつも断れないのだろう…」と
悩む気持ちが少しでも軽くなるのではないでしょうか?
または、「いつも断らず(断れず)にいる気になる相手」
に対して、もしかしたらあの人はこういうタイプ?
と想像して気に掛けることができるかもしれません。
そして、【なりたい自分】も見えてくると思います。
「断れないけど、しっかり自分の意見を伝えたい」
という理想があるならば、伝え方のスキルを知り、
身につけることが次のステップになりますよね。
「断らないけど、自分が大切にしたいのは人との調和」
という自分の価値観に気づけたのならば、
自分の考えも相手の考えも活かせるような
コミュニケーションスキルを学ぶ必要があります。
その【なりたい自分】、目指したい理想の自分とは、
【ありのままの自分】が好きなこと・得意なことを
活かせる自分であることが、ベストだと私は思います。
前回の記事で【ありのままの自分】と
【なりたい自分】はかけ離れているほど
違っていてもいいと書きましたが、
自分が苦手なこと・不得手なことよりも、
好きなこと・得意なことの方がはるかに良いですよね。
最後に、冒頭で挙げた例の話に戻りますが、
断”れ”ないタイプの人は一般的には
「お人好し」と言われる人だと思います。
褒め言葉としてはあまり使われませんよね。
しかし!お人好しだって、自分らしさです!
相手や周囲の人に気配りしているその姿に、
信頼を置く人や相談しやすいと感じる人がいます!
自分らしさは、対人関係からも知り得ます。
今回は、「現実を受け入れる」というような
ネガティブに思われがちなイメージではなく
私なりにポジティブに捉えて深掘りしましたが、
現実の受け入れ方から見えてくる自分らしさもある
というような視点で読んでいただけたら幸いです!
次回は、自分に合った理想とはなにか?というテーマで
「得意」をキーワードに掘り下げたいと思います!!
前回の記事で
「ほんの数年の人生であっても、子どもたちは
一人ひとり異なる価値観を持った人間である」
ということを書きました。
それゆえ、いろんなタイプの子がいることを
理解した上で子どもたちと日々関わっています。
例えば、イヤだなと思うことをされた時に
「イヤだったら言っていいんだよ」
などと声をかけますよね。
それは、自分で自分の気持ちを
上手く伝えられるようになるために、
相手に分かってもらえるように表現できるように、
との思いがあるのではないでしょうか。
しかしながら、「イヤ」と言”え”ない・言”わ”ない
など、大人であってもタイプがありますよね。
「イヤと言ったら、相手にどう思われる?」
「この子にはイヤって言えないな…」
「イヤって言うのは、なんだかカッコわるい!」
「イヤっていちいち言うのめんどくさいな…」
「今イヤって言うのはちょっと…(空気を読んで)」
などなど理由は様々考えられます。
今回の記事でも書いたように、
言えなくても、言わなくても、言えたとしても
そのどれもが、その人の自分らしさですよね。
「あの人はイヤって言えて、すごいな…」
と思うこともあるかもしれませんが、
「イヤって言わないなんて、
すごいな…(優しい・辛抱強いという意味で)」
と思われている場合だってあります!!
「ああ今日もうまく伝えられなかった…」
と、どうすればよかったのかと考えすぎてしまう。
(自分の主観で)できている(と思う)人をみて落ち込む。
でも、できている(と思う)人も
(自分の主観で)できていると見えているだけで
実は、悩んでいる場合だってあるんです!!
スタッフコラム一覧ページはこちらです。