こんにちは、認定NPO法人あっとほーむのかわだです。
私は現在あっとほーむの保育スタッフですが、以前は
女性の方が若干多い数百人規模の職場で働いていました。
そこで、働く女性を取り巻く環境の厳しさや、
理想と現実のギャップについて知りました。
ということで、今回のテーマは『働く女性の壁』です。
様々な壁がありますが、今回は子育て中の人と
該当しない人との壁について書きました。
私自身は保育士の資格を持ち、
あっとほーむでのボランティア活動もしていたため、
仕事と子育ての両立の大変さや
理解されにくさという現実を間近で見てきました。
私のような経験のない子育て次世代の人たちや
パートナーが子育てを担当している家庭の男性たちには、
未知の領域なのだと感じるエピソードが多くありました。
5年程前、私が当時働いていた職場での
両立に対する理解や周囲のフォローや、
女性によるワンオペ育児などのエピソードです。
土日祝日勤務もある職場だったため、
運動会などの行事がある月の土日は
子育て世代の人たちの休み希望が集中します。
そうなると必然的に、独身者や子どもがいない人など
常に特定の人たちが少人数で担わなければなりません。
子育て中の人たちは申し訳ないと言っているし、
子どもがいない人たちは陰で愚痴を言う人もいるし、
(同じ正社員でも優先されることに対して)
双方の気持ちが理解できる私は、
話を聞く度にモヤモヤしていました。
行事などのイベントの前後は子どもによっては
不安定になったりサポートが必要だったりなど
子どもたちの気持ちや様子を私は知っていましたが、
子育てが未知の領域である人たちにとっては
更に理解しにくい大変さというものを
子育て中の働く女性たちは抱えています。
ではどうしたら、
お互いわだかまりなく働くことができるのか?
私と同じく家族の介護問題を抱えている人も含め、
子育てや介護経験のない人たちにとって未知の領域を
ほんの少しでも知ることができれば
すれ違いが減らせるのではないかと思っていました。
そして、
子育てや介護などの働く上での壁がない人たちにも、
それぞれ大切にしている価値観や生活があるため、
お互いに自己開示することが必要であると思いました。
例えば、私は好きなアーティストのライブに行ったり
一人旅をしたりすることが趣味だったので、
休み希望を出す時にその話を積極的にしました。
私はどちらかと言えば
プライベートな話は職場でしたくないタイプですが、
お互いに歩み寄るコミュニケーションが
子育て中の人たちが抱く、申し訳なさを減らすためにも
必要だと気づき、自己開示することを心掛けました。
そして、私の方から「実は保育士の資格を持っていて、
保育のボランティア活動をしているんです」
というように子育てにまつわる話をするなど
積極的にコミュニケーションを図りました。
そのような言葉を交わすだけでも、
お子さんの体調不良で急なお休みになった時は
わだかまりなく「お大事に」とフォローできたり、
趣味のためにお休みをもらう時は
心置きなく「連休楽しんできます!」と言えたりなど、
お互いに気持ち良く働ける環境に変えられると思います。
このようなコミュニケーション以外にも、
心地良い職場環境作りのアイデアは
意外と多くあるのではないでしょうか?
どのような方法にせよ、
最も大切なことは、お互いに歩み寄る
ということだと思います。
お互いに大切にしている価値観や生活を尊重し、
歩み寄る努力が必要であると私は考えています!
次回も引き続き、
働く女性の壁をテーマに書きたいと思います!!
以下、保育園の園長先生、学童のリーダーさん、
そして子どもに関わる事業の経営者の皆さん、
職場の人間関係にお悩みの方向けの記事です。
代表・小栗ショウコのブログ「子どもも大人も、みんな大切な人」より抜粋。
〈私たち子どもに関わる事業をしている人は、子どものことを、ものすごく、ものすごーーーく大切に思っています。保護者の事も大切に思っています。
だけど、同じ職場で働く人や、取引先の人となると、同じ想いを持てるかと言えばそうでもない・・・と言う人が多い。
子どもも、保護者も大切。あなたも大切。職場で働く人や取引先の人も、この話のきっかけになったコンサルティングをしてくれる人も大切な人です。
お互いに信頼し、尊敬し、きちんと報酬をお支払いして末永くお付き合いしましょうね。
それが、起業を志す人、事業をステップアップさせたい人、新規事業を立ち上げたい人に必要な、質の高い人材を確保するすごーく重要なコミュニケーションスキルだと私は思います。〉
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